無駄吠えも破壊行動も分離不安も 原因を知りそれに対処する 

 

叱る前に「しつけ」をしようとする前に、まずわんちゃんが機嫌よくのんびりと穏やかに暮らせるように、環境を整えてあげよう。人間が変わろう。

 

例)吠える→叱る。ではなく、「吠える」原因を見つけてその原因に対処する

分離不安でモノを破壊する場合も、叱ったりしても破壊行動は止まりません。

 

また、おやつなどで気をそらしたり、ごほうびとして与えても、それは一時しのぎにしかなりません。

犬の行動には必ず原因があります。

まず犬に聞きましょう。犬語を覚えて犬の気持ちや意思を汲み取ってあげましょう。

「悲しい」「不安」「嫌だ」など。何か理由があるのでその理由を聞いて納得のいくこたえを犬にお話しして下さい。

 

そもそも人間が言う「犬の問題行動」は「人間のとっての」犬の問題行動という捉え方が多く見られます。

「犬自身の問題行動」と「人間のとっての犬の問題行動」は別です。

 

人間のとっての犬の問題行動」の視点は→犬自身の気持ちや、情緒や精神状態などは考えずに、犬の現状や行動だけを見て対処しようと思うことです。例えば吠えてうるさい、困る。啼くのを止めさせたい。とかです。

あるいは、スリッパを齧る、困る、止めさせたい。とか。

 

それに対して、「なぜ、吠えてるんだろう?」「なんでスリッパを齧るんだろう」と、その犬の行動や状況の根本の原因を探り、知ろうとして、今出ている行動や状況じゃなく、そうさせている原因に対処するのが「犬の問題行動」の視点です。

 

犬が「問題行動」をする背景には、「恐怖」や「不安定」「不安」「ストレス」などが考えられます。

犬の「問題行動」は犬自身の「SOS」でもあります。

なので、犬の感じているその「恐怖」や「不安定」「不安」「ストレス」を分かってあげて、その原因を取り除く対処をしてあげて助けてあげて下さい。

「恐怖」や「不安定」「不安」「ストレス」を感じて「問題行動(人間から見た)」をしているのに、叱ったたりしても、ますます情緒不安定なワンちゃんになるだけです。ますます「問題行動(人間から見た)」が増えるだけです。

 

わんちゃんの「問題行動」が出たときこそ、人はわんちゃんに優しく優しく穏やかに接して安心できる環境を与えてあげましょう。

 

怖いこと、不安なこと、不快なことがあった時に、素早く人が安心を与えてあげることができれば、犬はストレス耐性の強い安定した子になり、結果「問題行動」もなくなります。

 

あと、上に「吠える」ことについて例として書きましたが、犬は「吠える」のは習性ですし、コミュニケーションの手段です。ただ、意味もなく吠え続けたりするのが「SOS」です。

 

その他、まずは犬の習性を知り、そしてその上で、「犬の問題行動」という捉え方をまずは止めて

・今、わんちゃんも困っているんだな

・わんちゃんもどうすればいいのかわからないんだな

・わんちゃん、不安なんだなあ。恐怖なんだなあ。

その原因をなくしてあげよう!

という視点で向き合って見てください。

 

☆くれぐれも人間の思い通りにしようと思わないで下さい。まずは、そういう考え方を変えてください。

「しつけ」や「トレーニング」に短い犬の人生の時間を費やすのはもったいないと思いませんか?

 

☆わんちゃんの「問題行動」をやめさせたい&治したい理由はなんですか?

・自分や家族が困るから?イライラするから?

・ご近所さんの迷惑になるから?

そういう考え方よりもまず、わんちゃんを助けてあげよう!という意識で向き合ってみてください。

前述のように、今表れているわんちゃんの「問題行動」はわんちゃんのSOSです。

人間が困っているより以前にわんちゃんが困っています。なのでまずは、わんちゃんを助けてあげなきゃと思って下さい。

 

あなたの犬に対する「こうして欲しい」「それ止めて欲しい」「こうなって欲しい」等の気持ちや願望を犬に押しつける前に、わんちゃんの気持ちを読み取るスキルを身につけてください。

 

また、苦手なことをなくす方が「犬のために」なるから・・・。

と、

・他の犬と触れ合うのが苦手

・花火や車や雷ななどの大きな音が苦手

・病院が苦手

・クレートが苦手

・待てができない

等の「しつけ」をしたいというのは、決して「犬のため」にはなりません。

 

「犬のため(あなたのため)」と言って、自分の思うようなふるまいをして欲しいと、自分の考えや価値観の押し付けは「支配性」の誤魔化し言葉だと思います。

 

 

以下続く

犬と人間ではものさしが異なります

 

いわゆる「無駄吠え」といわれるものについて

 

肯定的な態度を示してあげる。自信をつけてあげる

 

人間でもそうですが、みんなが同じ性格で同じことが得意ということはないです。

お外が好きな犬。他の犬が好きな犬。社交的な犬。お家が好きな犬。他の犬が苦手な犬。等個性は様々です。

それなのに「他の犬と仲良くして欲しい」からと無理やり慣らそうとする&トレーニングするのは飼い主のエゴです。

例えば、他の犬が苦手でワンワンと吠える犬に対して叱ったり、どうして吠えるの!と責めることも酷な話しです。

お化け屋敷やジェットコースターが苦手で怖くて泣いている人に対して「なぜ泣くの?」「慣れなさい」とは言わないでしょう?

なので、もし他のわんちゃんや苦手なものに吠える犬に対しては、まず、その吠える理由を知り受け入れてあげて下さい。

「なんで吠えるの?怖くないよ。吠えたら駄目!」じゃなくて、「うん。うん。そうだね。怖いよね。びっくりするよね」と。

 

怖かったり不快があって吠えている犬に叱っても、エスカレートするか、もしくは叱られて萎縮してその場はとりあえず止んでも、同じような場面に出くわすとまた繰り返します。

 

でも「怖いよね。嫌だよね」とその吠えを一旦受け止めてあげて、不安や怖さや不快感を肯定してあげると、犬も安定さを取り戻します。

叱ったり「どうして吠えるの」と責めるより、どうぞその「吠え」を肯定してあげてみて下さい。

横に座って一緒に「怖いねえ。嫌だねぇ。もう大丈夫よ」と。